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ミラクルフルーツとは
 

ミラクルフルーツ (アカテツ科フルクリコ属)
<学名: Synsepalum Dulcificum>

ミラクルフルーツ は西アフリカ原産の熱帯地域に育つ植物です。栽培適温は20℃〜35℃の2〜4メートルの低木で小さな赤い実がなります。花は米粒大くらいの小さな白い花で、かすかに甘い香りがします。ミラクルフルーツの実を食べてからレモンなどすっぱい物を食べると甘く感じさせる特性があります。原産地域等では昔からすっぱい物を食べる際にこのミラクルフルーツを利用してきました。この不思議な作用は、果実に含まれる「ミラクリン」と言う糖たんぱく質が、酸味を感じた際に舌の甘味受容体を刺激するため酸味が甘く感じられると言うものです。このことは横浜国立大教授の故栗原良枝氏が研究し、初めてミラクリンと言う糖たんぱく質がその働きをしている事を発見しました。

 
味覚変換の仕組み
 
イメージ図1

▼イメージ図2

 
日本におけるミラクルフルーツ
 

  西アフリカ原産のミラクルフルーツですが、日本でのミラクルフルーツの歴史は横浜国大教授の栗原先生が数粒の種を初めて日本に持ち帰り、横浜国大平塚農場長の麻生先生が試行錯誤の上、日本で初めて発芽させて栽培に成功致しました。 その後麻生先生が栽培方法を確立され日本国内でもミラクルフルーツの収穫が行えるようになり、収穫した実は栗原先生の研究利用に用いられ様々な研究が行われました。 現在日本でも栽培されるようになったのは 海外から直接輸入されたものもありますが、栗原先生らが日本で増殖されたものが様々な経緯により広まったものも多いと思われます。

栗原良枝教授の研究
栗原先生は世界で初めてミラクルフルーツの味覚変換の仕組みを解明され、その成分を「ミラクリン」とし精製にも成功、世界で初めて伝子工学を用いた最初のミラクリン製造などでも特許をとられております。

20年ほど前にも既に多くの応用が研究され様々な商品開発も進められていましたが、味覚変換の仕組みが解明されていなかった為、残念ながら当時は販売にまで至りませんでした。そのことから考えても今日ミラクルフルーツが一般化し始めた一因は、ミラクルフルーツ味覚変換効果の成分やメカニズムを解明された栗原先生らの研究の成果によるところが大きいと言えるでしょう。

 

 
 
 
 
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写真・イメージ図:提供ワールドアグリエンタープライズ

 

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